まとめ

Processing の乱数関数を復習し、モンテカルロシミュレーションによって大まかな確率の計算ができることを確認しました。 また、一様乱数の生成法である線形合同法について学習し、その Processing での実装について確認しました。 さらに、一様乱数から指数分布や正規分布などの他の確率分布を求める方法を学びました。 一様乱数以外の確率分布を用いることで様々な現象をシミュレーションできるようになります。

乱数を用いた応用として、ランダムウォークのシミュレーションを行いました。 また、モンテカルロシミュレーションを用いてランダムウォークの主要な性質を確かめました。 微粒子のブラウン運動のように、ミクロには力学的に決定な振る舞いをするシステムが、マクロにはランダムウォークをする場合もあります。 経済活動も、ミクロには様々なステークホルダーが様々な思惑で意思決定をしていますが、マクロに見るとランダムウォークと大差ない場合もあるでしょう。